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「1gでも軽く」を目指すイチロースパイクの旅

片足約380gという当時の樹脂底スパイクの中では比較的軽量だった2001年のイチロースパイクだが、メジャーに移籍したイチローの"軽量化へのこだわり"は、非常に強いものがあった。そこで製作チームは、重量の占める割合の高いアウターソールの開発に着手。陸上短距離スパイクからヒントを得て、ソールの一部をくり貫き、不織布で補強した"ライトハニカム"構造を開発し、02年のスパイクでは前年より約60gの軽量化に成功する。続く03年からは、金具の素材を見直し、鉄より約30%の重量軽減が可能なチタンに変更、細部に渡るパーツも見直して前年より約40gの軽量化を達成。以降も継続して採用されることになる。さらには、イチローの足型を3D計測してフィット性を向上させ、体感重量の軽減にも成功する。

そして07年には、ランニングシューズに採用されていた、強度を下げることなく分子間の密度を低くした素材"ソライト"をミッドソール部分に採用。合成樹脂プレートの形状や仕様の見直しも図り前年より約20gの軽量化を実現。09年には、ソールの黒色プレート部分に、低密度を実現した新たな軽量樹脂"ソライトポリマー"を採用して、さらに前年より約10gの軽減に成功。歴代最軽量となる片足約250gのイチロースパイクが完成した。
メジャー10年間で2244本ものヒットを1本1本積み重ねてきたイチロー。同じ10年間でアシックスは、ベースボールスパイクの概念を遥かに超えた技術を1つ1つ積み重ねて片足約130g減という軽量化を実現したのだ。

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イチロースパイクの果てなき挑戦

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イチロースパイクヒストリー
  • 上記ICHIRO選手の写真/©Getty Images 
  • ※アドバイザリースタッフとの契約ならびに所属球団・ユニフォーム・背番号などは、2011年2月1日現在のものです。