2005年プレスリリース

平成17年4月11日

強靭なパワーとスピードを併せ持つ「スズメバチ」をイメージ
バレーボール男子日本代表チームの試合用ユニホームについて

株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:和田清美)は、財団法人日本バレーボール協会(会長:立木正夫)と男子代表チームのオフィシャルサプライヤー契約を締結し、チームが公式試合で着用するユニホーム及びチームトレーニングウェアを作製しました。男子日本代表チームは、シニア、ユニバーシアード、ジュニア、ユース、高校、中学の各世代がありますが、ユニホームは全て同じデザイン、機能、素材となっています。
今回のユニホームは、触角をめぐらし、舞うようなすばやい動きでボールをコートに一突きで叩き込むパワーを連想させる『スズメバチ』に重ねあわせ表現しています。

○写真

モデルは、斎藤信治選手(左)、荻野正二選手(中央)、宇佐美大輔選手(右)
モデルは、斎藤信治選手(左)、荻野正二選手(中央)、宇佐美大輔選手(右)

○デザインについて
・デザインテーマ:『スズメバチ』
・特徴
スズメバチの触角をイメージした肩からの転写ライン、複眼をモチーフにしたメッシュ切替え、頭部・胸部・腹部をイメージした三つの流体楕円の切替えによって、コート上の強靭な存在としてのスズメバチと世界の舞台で戦う日本代表とを重ね合わせたテーマでユニホームを作製しました。またこれらのデザインを運動時の動きや姿勢に合わせて生地を裁断する動体裁断「デルマカット」と融合させ、シャツ、パンツともカッティングでの可動性を高めています。
カラーは、ホワイト、レッドの伝統の日の丸カラーを基調に、デザインテーマであるスズメバチをイメージしたブラック×イエローを追加しています。

○素材について
シャツの本体には、吸汗速乾性、吸放湿性、伸縮性にすぐれた『チタンドライ・モイステックス』を採用しています。平型断面糸と編組織により毛細管現象を発揮し、肌面の汗を外部へ素早く放出して皮膚表面の温度上昇を抑える効果とベンベルグ糸使いによる吸放湿性で蒸れ感を抑える効果をもたせています。また、切替え部分は同じ糸使いのメッシュ組織素材を使用しさらに通気性を高めています。
パンツは上品な光沢感があり耐久性にもすぐれたトリコット素材を使用しています。

○チームトレーニングウェアについて
トレーニングウェアにおいても動体裁断『デルマカット』を採用し可動性を科学的に高めたカッティングを施しています。
また 熱のたまりやすい首の後部を冷やす為 同部分に薄手のメッシュを施した独自機能「バッククールコンフォートシステム」を採用しています。これにより外気を多く取り込み、体の上部にたまる熱や蒸れを効率よく排出し 衣服内を常に空冷状態に保つ効果があります。
素材においては吸汗速乾性UVカット性に優れた『マルチアクターシャドーUV』を採用しています。また脇パーツにもメッシュを採用しより高いベンチレーション効果をもたせています。
カラーは古来より『粋』を表すホワイトとネービーのさわやかなカラーとなっています。

○動体裁断「デルマカット」について
動体裁断「デルマカット」は、皮膚のしわや伸縮を参考にした裁断により、フィット感を高めるとともに、パワーロスや不快感の元となるウエアのひきつれ感や引っ掛かりを抑え、選手のパフォーマンスが最大限に発揮できるようにサポートするものです。
"皮膚は余分なゆとりがなく、適度なストレッチ性を有した最も動きやすい理想的なウエアである"との考え方に基づき、「機能系被服デザイナー」の中澤愈氏が解剖学で皮膚を分析し考案したもので、当社と共同で開発しました。運動時の動きや姿勢に合わせてパターンを設計した 立体裁断より一歩進んだ四次元的動体裁断の衣服設計です。腕の動きが大きく体全体としてもかがみから伸びへの運動が多いバレーボール競技の場合、特に効果が発揮されやすいといえます。

※ 中澤愈氏について
なかざわ・すすむ。有限会社中澤研究室代表。
1929年生まれ、新潟県出身。東京芸術大学美術部で美術解剖学人体美学を専攻。東京医科歯科大学 医学部で解剖学、形態学を専攻。元実践女子大学大学院教授。主な著書に『被服解剖学』(文化出版社)。機能系被服デザイナーとして多くのスポーツウエアのデザインを手掛ける。

以 上


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