2004年プレスリリース

平成16年6月29日

競泳日本代表選手用の水着を開発

株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:和田清美)は、第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)の競泳日本代表選手向けに、伸縮性が異なる素材の組み合わせとはっ水性の高い縫製糸の採用などによって機能性を高めた水着を開発しました。

この水着は、4月から展開しトップ選手に使用されている水着「TLINER−TYPEZERO(ティーライナー タイプゼロ)」を基に、さらに機能面とデザイン面に工夫を加えたものです。


○写真

 女子競泳用水着 (フルチューブタイプ)
女子競泳用水着
(フルチューブタイプ)

 

○機能特徴

1. 伸縮性の異なる素材とそれを生かすカッティング
腹部など面積の広い部分と、水の流入や体の無駄な隆起を抑えるために高いフィット性が必要な胸元、ウエスト、ヒップなどに、新素材「デュアフロー」を使用し、水の抵抗の低減を図っています。
また、伸縮性に優れた当社の従来素材「ハイドロSP」を胸や腿(もも)などの可動性が必要な部分に使うことで、動きやすさにも配慮しています。
 
2. 流水抵抗が約20%軽減された素材「デュアフロー」
断面の形状が異なる3種類のポリエステル糸とポリウレタン糸を編み合わせてストライプ柄にし、はっ水加工を施した素材です。
はっ水加工剤の浸透の違いにより生じた、はっ水性の異なる部分がストライプ状に並ぶことで、整流効果が得られ、流水抵抗値が約20%軽減されます。(当社従来品比)
また、効果の耐久性にも優れています。
 
3. ステッチによるフィット性とホールド性
体になじみやすくするためのフィット性と起伏などを抑えるホールド性の向上を図り、体の起伏や水泳の運動特性を考慮したステッチ(縫い目)を施しています。
また、はっ水効果の高い縫い糸を使用することで、流水抵抗値をさらに8%軽減させています。(当社従来品比)


○デザインの特徴

「日本の心『静と動』」を表す絵柄を淡い色調であしらっています。
 日本を代表する山「富士山」を毛筆調のタッチで描き、力強さ、険しさを表現する一方で、古くから日本で親しまれている花「桜」、「梅」を描くことで日本の優しさと穏やかさを表現しています。
穏やかな平常心でレースを迎え、普段の力を一気に発揮できるよう、選手の心を「癒し、勇気付ける」デザインにしました。
ひのき舞台で活躍する日本代表選手を応援します。


○今回開発した水着を着用される選手(予定) ※敬称略

山田沙知子(自由形) コナミスポーツ、関西大学
中西悠子(バタフライ) 枚方SS、近畿大学職員
中村礼子(背泳ぎ) 日本体育大学、ヨコハマSC
長田友喜子(バタフライ) フィッツSC
田渕晋(個人メドレー) コナミスポーツ

○レプリカ商品

今回開発した競泳用水着などのレプリカ商品を一般向けにも発売します。
女子用3品番、男子用3品番、男女練習用水着2品番と、タオル2品番で、7月上旬から発売予定です。

商品の種類 品番 価格
女子レギュラータイプ ALS320 11,550円(本体11,000円)
女子チューブタイプ ALS321 15,750円(本体15,000円)
女子フルチューブタイプ ALS323 18,900円(本体18,000円)
男子レギュラータイプ AMA320 5,775円(本体 5,500円)
男子チューブタイプ AMA321 9,345円(本体 8,900円)
男子ロングチューブタイプ AMA323 13,125円(本体12,500円)
女子練習用レギュラータイプ AL1044 10,500円(本体10,000円)
男子練習用レギュラータイプ AM1044 5,775円(本体 5,500円)
バスタオル DH-816 3,675円(本体 3,500円)
スポーツタオル DH-817 1,575円(本体 1,500円)
※価格は消費税込みのメーカー希望小売価格です。(  )内は消費税抜きの本体価格です。

女子競泳用水着(チューブタイプ)
女子競泳用水着
(チューブタイプ)

○参考資料

素材資料 (資料提供:旭化成せんい株式会社)

1.流水抵抗値

素材名 抵抗値(g)
デュアフロー 98
当社従来素材 123
参考素材1 116
参考素材2 136

評価方法:旭式流体抵抗測定装置
・流量:74L/min、流速:1.8m/sec、流路:30oアクリル管、測定管:16oアクリル管、検出器:プッシュプルゲージ


2.抵抗値耐久試験

素材名 初期抵抗値(g) 50洗抵抗値(g) 200洗抵抗値(g)
デュアフロー 98 98 101
参考素材3 98 102 -
参考素材4 95 100 -

評価方法
  ・ 1.の水流抵抗値と同じ測定方法。
・ 洗濯機による水洗い1回9分(JIS規格に準じる)を繰り返し(50回、200回)行った後、旭式流体抵抗測定装置で測定。
・ 繰り返しの洗濯で抵抗値(g)が増えるのは、はっ水効果が低下するため。


3.製用糸流水抵抗値

素材名 抵抗値(g)
はっ水糸縫製生布 114
通常糸縫製生布 124
評価方法
・ 1.の水流抵抗値と同じ測定方法
・ 同一素材にはっ水糸を縫製した生布と通常糸を縫製した生布との比較。
・ はっ水糸縫製生布は、通常糸縫製生布に比べ、流水抵抗値が約8%軽減されている。
以 上


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